FC町田ゼルビアが8月6日(土)のホーム戦で行う、夏祭り「まちだ青城祭」。そこで飾られる竹灯りを作るワークショップが7月23日、小野路竹倶楽部主催で行われた。長年の地域課題である放置竹林対策の啓発も兼ね、当日は「100本の竹灯りと光のアート」として展示を行う。
ワークショップは小野路町にある「ヨリドコ小野路宿」で行われ、約10組の親子が参加。乾燥させた一節の竹に電動ドリルで穴を開け、ゼルビアのロゴマークやゼルビーの模様をあしらった。
小野路の里山は自然豊かな原風景が残る一方、倒木や放置竹林などが土砂災害につながる恐れがあるとして、長年地域の課題だった。バブル期にあったニュータウン開発計画が2003年に事業中止となり、2005年に約100ヘクタールを市が買取ったものの、地権者がいる土地が入り組んでいたり、広すぎたりと、里山の活用が難しく倒木や竹林が放置されてきた経緯がある。
2021年から活動を始めた「小野路竹倶楽部」はそんな竹林を楽しんで活用しようと、流しそうめん竹づくりや竹灯籠づくりなどを行っている。同倶楽部共同代表の平山健一さんは「放置竹林の解決は整備と活用の2本立て。まずは竹の活用を楽しんでもらって、いずれは間伐作業にも協力してもらえるとありがたい」と展望を話す。
ワークショップに参加した清水ひかるさん(8)は「ドリルが重かったけど楽しくできた」と話した。また、母親の秋子さん(38)は「町田の放置竹林の問題は初めて知った。当日のチケットも取ったので、浴衣を来て応援に行く予定」と話した。
ホーム戦当日は今回作ったもののほか、認知症関係団体など有志からなる「町田Bambooチーム」がこれまでに制作した竹灯りと合わせて100本を展示する。
このほか、祭りやぐらやお囃子も登場。ハーフタイムの打ち上げ花火などが試合を盛り上げる。VS大分トリニータ戦は午後7時キックオフ。
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