松田警察署(横山雅之署長)の発表によると、管内の1市5町で、今年1月から9月に発生した刑法犯の認知件数は568件。前年同時期に比べ138件減少し、市町別でもすべての地域で前年を下回った。同署では「警察と市民ボランティア等が協力して、パトロールを実施したことなどが功を奏したのでは」と分析している。
犯罪別に見ると、前年に比べて減少しているのは、空き巣・忍込み等の「侵入盗」が40件(46件減)、「凶悪犯」1件(4件減)、「自動車盗」14件(18件減)、「自転車盗」144件(28件減)、「部品ねらい」19件(7件減)、「非侵入盗」71件(71件減)、「その他の刑法犯」74件(27件減)。増加した犯罪は「粗暴犯」49件(20件増)、「わいせつ事犯」6件(5件増)、「オートバイ盗」34件(11件増)、「車上ねらい」44件(18件増)、「万引き」45件(9件増)となっている。
二輪車盗難に注意
松田署では、前年に比べて減少しているものの依然として発生数の多い「自転車盗」と、9月下旬から10月上旬にかけて12件と多発している「オートバイ盗」に対してとくに注意を喚起している。
自転車の盗難では、被害にあった73%が無施錠、56%が日中、65%が駅前駐輪場や自宅という統計(2011年度)もあり同署では「ちょっとの時間でも、自転車をとめる時には必ず鍵かけを。一人ひとりの心がけが犯罪を防ぎ、犯罪の起きにくい環境を作ります」と協力を呼びかける。またオートバイについては被害にあった車両の多くがハンドルロックをしていないことや補助錠を付けていないケースが多かったため「鍵を付けたままにせず、きちんとハンドルロックをした上で、ワイヤー錠などを固定物にかけて移動できないようにすると効果的。”ツーロック”を徹底してもらいたい」と話している。
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