約1200本のロウバイが植栽されている松田町寄宇津茂地区の寄ロウバイ園で、ロウバイの花がいよいよ鮮やかな黄色の花を咲かせはじめた。花の見頃にあわせ、本日1月19日(土)から2月28日(木)まで「寄ロウバイまつり」が催される。主催は松田町・寄ロウバイの里づくり組合(大舘明組合長)。また初日には、売店や食堂として利用するため新たに整備された休憩施設の開所式が午前9時から行われる。
同園は荒廃地対策と地域振興を目的に、2005年度から地域住民らが整備してきたもの。06年度に同組合の前身である「ロウバイの里づくり委員会」が地域住民らにより組織され、寄中学校の3年生に卒業記念樹としてロウバイ250本を植栽させたことを皮切りに、ロウバイの里づくりの構想が持ち上がった。08年度に地権者と町との間で土地使用貸借契約・覚書が締結され、地域住民だけでなく町による追加植栽が行われるようになり、09年度には町により園内散策路やトイレが整備された。
新たに開所する休憩施設は、敷地面積26坪。木造平屋建で5つの部屋からなり、中央の部屋を食堂とし、それ以外の部屋を物販等スペースとして利用する。設計・施工あわせて総事業費は859万3千円。
会場では、地場農産物やロウバイで染めた布製品、町と地域の女性たちが協力して開発した手づくりの特産品「ゆずこんにゃく」や「茶々だんご」、ショウガやゴーヤの佃煮などを販売しているほか、食堂でうどんやいなり寿司などの軽食も食べられる。島村俊介町長は「南関東一の規模のロウバイが咲く寄の、のどかな風景を楽しんでもらいたい」と話している。
アクセスは、小田急線「新松田」駅北口から富士急湘南バス「寄」行で終点まで約30分。車なら国道246号線の交差点「寄入口」から約15分。有料駐車場あり。駐車場からロウバイ園まで無料シャトルバス(土・日・祝日のみ午前9時〜午後4時)も運行する。
問合せは、松田町環境経済課【電話】0465・83・1228。
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