松田町では7月10日、町立の幼稚園・小学校・中学校の児童や生徒計928人と教職員を対象に、災害時の生活必需品などを収めた防災キットを配付した。
これは大地震などの災害時に子どもたちが帰宅できず、一時的に園や学校に留まることになった場合などを想定して配付したもの。防災キットには、子どもたちを保護者へ引き渡すまでの間に必要となるビスケットなどの食料や飲料水、懐中電灯、ホイッスル、防寒防暑対策のアルミブランケットなどが詰め込まれており、5年間の長期保存が可能。子どもの食物アレルギーなどに応じて任意に中身を交換できるよう、箱のスペースに余裕を持たせている。また断水時にも使用できる簡易トイレも11基配備し、防災キットと同様に園や学校に常備して災害時に備える。
さらに小中学生には、反射テープの付いたヘルメットも配付。平常時にはマジックテープで椅子の下に設置しておき、非常時に即対応できるようにした。
町担当課では「震災を教訓に昨年10月頃から計画していた。配付を通じて、いざという時の備えだけでなく防災への意識向上につながれば」と話している。
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