山北町 河村城まつりでのろし上げ 戦国時代へ夢馳せ7カ所で
山北町の河村城址で9月29日、初代河村秀高(平安時代末期)以来の河村氏の往時を偲ぶ「河村城まつり」(河村祭)が行われる。今年はまつりに合わせて、戦国武将・武田信玄の軍の侵入を伝える「のろし上げ」リレーが町内の城跡や砦跡など7カ所で実施される。
のろし上げを行うのは「河村城址のろし上げ実行委員会」(清水正己会長)。実行委員会メンバーには、河村城址保存会、山北町観光協会、町地方史研究会、町森林組合、JAかながわ西湘山北支店、共和地域振興会、清水地区振興協議会、三保地域振興会、学識経験者らが名を連ねる。
戦国時代に夢を馳せながら、郷土の歴史への認識を深めようというもので、河村城址を中心にした集客の向上や町の活性化を図ることが狙い。同実行委では2年前に河村城址など3カ所で実施して以来、研究を続けている。
のろし上げの舞台設定は1569年(永禄12年)。武田信玄の別働隊が城ケ尾峠から侵入し、地蔵平、日本杉峠を越えて押し寄せてきたことを確認し、のろし上げのリレーで河村城に急を告げるという想定だ。河村城ものろし上げで応える。実行委では「将来的には小田原までつなげていきたい」と夢を描く。
町観光協会では「今後の参考にしたいので、のろしが見えたら連絡して下さい」と住民らに呼びかけている。観光協会【電話】0465・75・2717。
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