山北町観光モニタリング委 丹沢湖にレトロバス走る 調査ツアーで観光資源を発掘
丹沢大山国定公園内にある自然度の高いダム湖・丹沢湖。人造湖であるものの、周囲の自然との景観などから「かながわの景勝50選」、
「ダム湖百選」にも選定されている。この湖を中心にした地域資源を活用し、観光客の増加を目指していこうと、山北町商工会らで組織される「山北町観光モニタリング委員会」(井上俊之委員長、事務局・商工会)がこのほど発足。初の「観光モニタリングツアー」を11月10日に実施した。
ツアーには秦野市などから14人がモニターとして参加し、ダム施設や箒杉などを見学し紅葉に染まる西丹沢を楽しんだ。移動手段には、同町のレトロな趣のあるボンネット型の「町循環バス」が運行した。参加した男性(77)は「ダムの役割や歴史を職員の方から聞けて大変よかった。湖を見る見方が違ってきた」と感想を話した。井上委員長は「丹沢湖を観光に活用した仕掛けづくりをしていきたい。会には多くの観光団体が所属し、皆が同じ方向を向いていることに意義がある」と述べた。
同会は町商工会、町商工観光課、町観光協会、中川温泉旅館組合、山荘民宿キャンプ場協議会、丹沢湖商店振興会、みつまたの里づくり実行委員会、富士急湘南バス(株)、公益財団法人山北町環境整備公社で組織。ツアーは年内3回、来春1回実施し、町外在住のモニターから出されたアンケートを元に、丹沢湖周辺の魅力を評価検証していく。
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