陸前高田市との絆深まる 視察団がざる菊園などを来訪
岩手県陸前高田市から同市社会福祉協議会(熊谷光人会長)の及川賢一事務局長と菊愛好会のメンバーら4人が11月12日から3日間、足柄上地域などを視察に訪れ、南足柄市矢倉沢や松田町の町屋自治会の住民らと交流した。
一行は初日に松田町の町屋自治会集会施設を訪れ、地域住民や陸前高田市での災害ボランティア活動に参加した人などと交流し、被災地の現状などについて説明した。松田町社会福祉協議会の山崎正晴事務局長は「陸前高田市とはこれまでに災害ボランティアや特産品の販売による支援などで繋がりがあったが、改めて現地の実情を聞くことで一層の支援活動に繋がるのでは」と話した。
2日目には南足柄市矢倉沢のざる菊園の視察や意見交換などを行った。一面に咲くざる菊を目にした及川事務局長は「里山に華やかに咲くざる菊に驚いた。陸前高田市でもざる菊は住民の心の支えになっているので、今後も矢倉沢の皆さんの協力をいただきながら植栽活動を広げていきたい」と述べた。
南足柄市から陸前高田市へは、双方の社協を通じて2回にわたりざる菊が贈られており、今年の6月には矢倉沢で菊栽培に取り組む有志らが陸前高田市へ赴き、約70株のざる菊を現地の菊愛好会のメンバーらと一緒に植栽している。
有志の一人の植田勇次さんは「贈ったざる菊も無事に花を咲かせたと聞いて良かった。これからも花を通じた心の交流を続けていきたい」と話した。
一行は最終日にも南足柄市や小田原市などの菊の名所を視察した。
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