小田原市と足柄上地域を管内とする小田原市消防本部によると、昨年（２０１４年）中に足柄上地域で発生した火災件数は38件で、前年（22件）より16件増加した。
火災による死者は２人（前年２人）で、負傷者は12人（同５人）だった。
火災種別では「建物火災」が21件（前年14件）と最も多く、全体の55％を占めた。それ以外では「車両火災」が９件（同４件）、「その他の火災」が８件（同４件）発生するなど全体的に増加している。
また火災の原因別では「こんろ」が６件と最も多く、次いで「たばこ」が５件、「配線・配線器具」が２件、「放火（疑い含む）」・「暖房器具」・「たき火」・「電気機器・装置」がそれぞれ１件ずつ、「その他」が７件、「不明・調査中」が14件で、「その他」と「不明・調査中」が全体の半数以上を占めた。
「その他」は野焼きや衝撃による火花など火災の原因がまれなケースを含む。「不明」は現場に火災の原因となるものが残っておらず、聴取しても原因が確定しなかったもの、「調査中」は消防本部で現在調査を進めているものとなっている。
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