南足柄市の加藤修平市長が13日に、松田町の本山博幸町長が16日にそれぞれ地域メディア向けに会見を開き、2015年度の当初予算案の概要を発表し、新規事業や重点施策などについて説明した。
◆南足柄市
新年度の一般会計予算案は対前年度比2%増の140億2千万円。
歳入の柱となる市税収入を前年度より2億3600万円少なく見込み、4月に改選を控えるなか前年度を上回る本格予算を編成した。会見で市長は、4月にスタートする第5次総合計画の前期5年の計画で重点分野に位置付けた子育て教育、地域経済、防災などに重点配分したと強調した。
直売センター
懸案の(仮称)大型直売交流センター(道の駅)整備事業について市長は「県西地域活性化プロジェクトとの連動や土地利用に関し、県から応援して頂く状況が整った。策定中の実施計画のもと、まい進していく」と決意を述べた。さらに「候補地エリアは農振地域で、従来からの産業ビレッジ構想もあり土地利用が厳しく制限されるなど難しい状況だが、県西地域活性化プロジェクトの受け皿として規制を緩和してもらう方向だ」と実現への自信を強調した。年度内に策定する実施計画で明示する方針の建設用地については「公表できる段階ではない」と述べるにとどめた。
こうしたなか同事業では2263万円の歳出予算を計上し、新年度に基本設計と実施設計に着手する方針を示した。事業費の2分の1にあたる1128万円の歳入は国の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金を見込んでいる。
予算案などを審議する市議会定例会は2月18日から3月23日まで。
週明け以降の主な日程は次の通り。▽2月24日/総務福祉常任委員会、▽26日/大型直売交流センター特別委員会、▽3月6・9日/本会議(代表質問)、10日本会議(予算案質疑)、▽3月10・11・12・16・17日/予算特別委員会、▽3月23日/本会議(委員会報告・議案採決)
◆松田町
新年度一般会計は対前年度比1%増の40億2千万円。町税を前年度より258万円減と見込むなか、一昨年の町長選挙で掲げた公約の実現に重点配分した。
歳出では籠場地区の町有地に2〜3階建ての町営住宅を建設するための設計費用1508万円、小中学生を対象としたICT(情報通信技術)推進に424万円、新松田駅北口周辺整備の検討着手に204万円などを計上した。
3月定例会は3月3日に開会の予定。日程は2月25日の議会運営委員会で決まる予定。
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