山北町は1日から、介護ボランティアポイント事業を開始した。県内で初めて小学生以上を対象とした。
町内6施設(バーデンライフ山北・中川、グループホームやまきた、すずらん・アミーゴ、あずみ苑山北、リッチライトやまきた)のほか、介護予防教室や要介護支援認定者の自宅で、小学生以上の登録者がボランティア活動にあたると1時間につき1ポイント付与し、50ポイントを上限に町の商品券5千円分と交換する。
活動は主に話し相手やレクレーションの手伝い、囲碁、将棋の相手など。介護世帯の自宅ではゴミ出し、買い物の手伝いなど町が双方の希望をコーディネートすることもできる。
町保険健康課によると町内には約500人の要介護支援者がいて3〜400人が在宅で介護を受けている。ひとり暮らしや高齢者夫婦の世帯が多く日常生活の軽微な手伝いでも介護保険サービスを利用せざるを得ないケースも少なくない。
ポイント事業がスタートした10月1日の時点では、30人の町民が参加登録して専用の手帳を受け取った。 介護保険事業を担当する尾崎雄一さん(46)は「小学生でも無理なくできるボランティアもありマッチングもできる。担い手と受け手の双方が安心して取り組めるよう配慮するなど町全体で超高齢化社会を乗り越えていきたい」としている。
9月1日時点の山北町の高齢化率は県内で4番目に高い34・39パーセント。
介護ボランティアポイント制度は東京都稲城市が08年に高齢者の介護予防事業として初めて導入した。県内では横浜、相模原、藤沢、小田原、大磯町など7市1町が実施している。問い合わせは町保険健康課【電話】0465・75・1122へ。
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