足柄高校弓道部(堤孝夫顧問・部員19人)の坂井美緒さん(2年)=秦野北=が、12月24日から開催される「第34回全国高等学校弓道選抜大会」に県代表として出場する。足柄高校からの全国大会出場は12年ぶり。
坂井さんは11月8日に県立厚木東高校弓道場で行われた県予選女子個人の部で1、2回戦の8射中7本を的中させ、決勝に進出。決勝では惜しくも敗れ準優勝となったが、県代表の2席のうちの一つを手にした。
坂井さんは県予選での試合を「夏ごろから射形を意識して練習をしてきて、県予選ではこれまでで一番調子が良かった。だからこそ、決勝で負けたのが悔しい」と振り返る。
堤顧問は「練習に臨む姿勢がまじめで自分から率先して練習に参加している。素直できれいな射形なので、伸びしろのある選手。全国を経験して成長してほしい」と期待を寄せる。
全国選抜大会は12月24日から3日間の日程で栃木県宇都宮市のブレックスアリーナで行われる。
初の全国大会本番を目前に控え、足柄高校の弓道場では熱の入った練習が行われている。坂井さんは「自分のくせなど直すべきところを少しでもよくできるようにしたい」と練習に励んでいる。
感謝の気持ちで
足柄高校弓道部では選手の集中力の維持を理由に県内の試合では保護者の観戦を控えているため、全国大会の大舞台では初めて坂井さんの両親が応援に駆けつける。坂井さんは「両親に初めて自分が弓を引く姿を見せられる。初めての全国大会だからこそ、これまで自分をサポートしてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて弓を引いてきたい」と意気込む。
小学校で空手、中学では陸上部に所属していた坂井さん。小学生の時に参加した武道交流会で、弓を構える姿に憧れを抱き、「高校では弓道を」と部活のある足柄高校に進学して弓道を始めた。競技歴は1年半。
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