足柄ロータリークラブの河野英次会長ら役員4人がこのほど、南足柄市、山北町、松田町、開成町、大井町、中井町の小学校全17校に東日本大震災の関連書籍5冊、合わせて85冊を寄贈した。
岩手県陸前高田市の陸前高田ロータリークラブとの交流の中で地元の人たちが「震災の風化」を危惧していることを知り、地域の子どもたちに絵本4冊と報道写真集1冊を贈ることにしたという。
寄贈した本は被害から逃れた釜石市の小中学生のドキュメントを描いた『はしれ、上へ!』(ポプラ社)、かわいい犬と家族の物語『ぼくは海になった-東日本大震災で消えた小さな命の物語』(くもん出版)、息子を亡くした陸前高田市の母の体験をもとに描かれた『ハナミズキのみち』(金の星社)、岩手県大槌町の民家に置かれた、あえなくなった人へ伝えたいことを話す「風の電話ボックス」の物語『かぜのでんわ』(金の星社)、河北新報社の報道写真集『巨大津波が襲った3・11大震災〜発生から10日間の記録』の5冊。
河野会長は「小学生の皆さんに被災地の現実を直視し、大震災が来たことを忘れないでほしい」と、各市町の教育長に本を託した。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では12都道県で1万5894人が死亡。5年が経った今も2562人が行方不明のまま。全半壊した建物は40万243件で、今もなお復興への取り組みが続いている。※数字は2016年2月10日現在、警察庁発表。
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