2020年春の完成をめざす「(仮称)道の駅金太郎のふる里整備事業」で、南足柄市は7日に開会する市議会9月定例会に提出した一般会計補正予算案に造成費予算2360万円を計上した=9月5日起稿。
道の駅整備事業は、同市竹松での建設用地確保と事業計画の策定、工事前の実施設計までが完了し、造成費への国県からの補助金も確保したが、今年3月と6月に市議会が凍結を求め建設事業がストップしている。
議会はこれまで関連予算を認めてきたが、3月と6月の予算審議では土地利用の適法性や採算性、経済効果などを危惧する声が大きくなった。
土地利用について市は「県に再度確認し、適法性に関する資料を提出する」とし、採算性や経済効果は従来の説明を繰り返すものとみられる。
4日に会見した加藤修平市長は「道の駅のブランドを活用し南足柄市のみならず、足柄上地域と県西地域の産業活性化と好循環を生み出したい」と、改めて決意を述べた。
道の駅整備事業は2012年度に地域農業の核となる施設として農、商、工、観光などの産業を喚起する「大型直売交流センター」として基本計画が策定された。その後、当初の計画をもとに県が20年までに進める県西地域活性化プロジェクトに位置付ける「道の駅」として整備することで国や県の支援を受けている。
当初から市と連携してきたJAかながわ西湘は「農業者の所得向上をめざす立場から直売所と情報発信拠点となる道の駅整備に期待している。2020年を目指すのも妥当」としている。地元経済団体では会員間で事業への評価が分かれている。
道の駅造成費に関する補正予算案は、9月19日の常任委員会連合審査会による審査を経て、9月21日の本会議で採決される予定。
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