南足柄市の「(仮称)道の駅金太郎のふる里整備事業」で、市が7日からの9月議会に提出した一般会計補正予算案が19日の市議会常任委員会連合審査会で審査され、21日の本会議で採決される。
道の駅整備では造成費の予算約2400万円が今年3月と6月の市議会でいずれも認められず事業が一時凍結している。
予算案への賛否は3月が反対9、賛成5、病欠1、6月は反対8、賛成7だった。双方の主な理由は、反対が土地利用の適法性と採算性、経済効果への懸念で、賛成は国県との連携、南箱道路開通の契機、賑わい創出への期待だった。
3月と6月に続き市が9月議会に再々提出した造成費予算は、歳出規模がほぼ同額だが、6月は3月よりも国県補助金を増額。9月は6月と同様の歳入歳出予算とした。
今回は、市の照会に対し県知事が土地利用の適法性を「適当」とする文書を新たに示し「JAと商工会から早期建設を求める声が寄せられている」などとし、理解を求めた。
市長の説明を受けて行われた7日本会議では石川貴久雄氏(副議長)、岡本俊之氏、加藤洋一氏、保田建一郎氏の4人が質疑し、石川氏は「後出しジャンケン」「議会軽視」などと事業の即刻中止を求めた。岡本氏は、市がJAかながわ西湘と南足柄市商工会から寄せられたとする早期建設要望の詳細を説明するよう求め、星㟢雅司副市長が連合審査会までに関連資料を提出する方針を示した。
保田氏は農産物の確保、加藤氏は議案提出の手続き方法を質問した。
9月19日の常任委員会連合審査会と21日の本会議はいずれも午前9時から行われる予定。
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