山北町皆瀬川の共和のもりセンター(旧共和小学校)で20日、共和地区の人たちが栽培したそば粉を使った「そば打ち体験教室」が開催され、町内、川崎市、南足柄市、小田原市、秦野市などから17人が参加した。
山の保全に取り組む共和地区のNPO法人「共和のもり」(井上正文理事長)が、栽培、収穫したそばを使ったそば打ち体験教室を初めて企画。共和地区の主婦らが手づくり料理を用意し、そば打ちの作業を指南した。
参加者は5人1組のグループに分かれ5人前のそば打ち工程を体験。郷土料理などを堪能した。
水源地交流
この日は、前川崎市副市長で外郭団体の理事長を務める三浦淳さん(66)も行政関係者らとプライベートで参加。三浦さんが中心になり副市長時代から続けてきた共和地区との親交を深めていた。
三浦さんら川崎市からの参加者は、夏の大野山ハイキングや秋のもみじ祭りにも訪れ、共和地区の住民は川崎市内で開催されるまちづくりのフォーラムや学校での水源地教育にも積極的に参加している。この日は谷峨駅から大野山を登り、昨年6月に開牧した「薫る野牧場」を見学し、共和のもりセンターでそば打ちを体験した。都内在勤の女性は山北町について「近くて自然がたくさんありリフレッシュできる」と話していた。
91世帯186人が暮らす共和地区では、森林資源の保全や再生をめざし、自治会と財産区、NPO法人が連携。キムチづくりや炭焼き、しいたけの菌打ち、子ども向けの体験教室、植樹体験などに参加する町外の人が急増している。
三浦さんは「神奈川県の西端と東端の人々による楽しい交流の輪が着実に広がっている。今後も交流を続けていきた」と話していた。
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