松田町西平畑公園内にある自然館裏側の遊歩道で10月8日、国の天然記念物に指定されるヤマネの巣が落下しているのを同館のスタッフが発見した。
今回発見されたヤマネは丸まった状態で約5センチほどだったという。同館スタッフの高橋由季さんが8日昼頃、周辺を観察中に「普段は見ない」という木の皮でできたボール状の巣が遊歩道に落下しているところを確認した。
その日は巣と共に同館で一時的に保護し、体力の回復を待っていたところ、翌9日夕方頃にスタッフが目を離していた隙に夜行性のヤマネは自ら跳ねるように再び自然に戻っていったという。
「自然館としてもこのような出来事は初めてのことだった。まさかヤマネを松田山で確認できるとは思わなかった」と驚く高橋さん。
同館では、周辺の山に1000本の木々を植える「いのちの森づくり」を行うなど自然保護活動にも努めており、樹木林で天然記念物の生息が確認できたことに渡邊建雄館長は「私たちはこれからも周辺に生息する生き物を温かく見守っていきたい。山に帰ったヤマネとは、また樹木林で再会できることを楽しみにしています。それができたら大変うれしいです」と話した。
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