第92回選抜高等学校野球大会(阪神甲子園球場で3月19日(木)開幕)の出場32校が1月24日に発表され、昨年10月に群馬県で行われた秋季関東地区大会でベスト4に進出した東海大学付属相模高校の2年ぶり11回目の出場が決まった。湘光中学校(秦野リトルシニア)出身の高橋綾人選手(2年)の甲子園メンバー入りの期待も高まる。
全国から実力ある選手たちが集い、レギュラーはおろか大会のメンバーに入ることすら困難とされる全国屈指の強豪校で高橋選手が最終のメンバー入りをかけ、熾烈な争いに挑んでいる。
夏の甲子園を終え、最終が学年がスタートした秋にチャンスを掴んだ。昨年10月、サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われた秋季県大会準決勝(対相洋高校)で代打で公式戦デビューを果たすと、翌日の桐光学園高校との決勝戦で公式戦初ヒットを放ち、県大会制覇に貢献した。
続く選抜大会出場への重要参考資料となる秋季関東地区大会でも背番号18でメンバーに滑り込んだ。初戦の駿台甲府高校(山梨)戦と、準決勝の高崎健康福祉大学高崎高校(群馬)戦で外野手として、ともに先発出場したが、持ち味を発揮できず試合の序盤で途中交代。チームがベスト4入りし、選抜大会出場を有力にした中で、自身は悔しさも味わった。
本来の投手として
関東地区大会を終え、高橋選手は入学時からのポジションである投手への転向に挑んでいる。オフシーズンは本格的に投手の練習メニューをこなし、これまで以上に走り込みとウェイトトレーニングを積むと「体重が増えて体が大きくなりました」と手応えを掴んだ。
選抜出場が正式に決まり、大会開幕まで残り約1カ月半で部員59人全員にチャンスが与えられている最終メンバーの座をかけた争いが、今後さらに激化することは必至だ。高橋選手は「タテジマのユニフォームを着て甲子園に立つことも目標だが、チームの全国制覇目指して練習から悔いのないように過ごしていきたい」と決意を込めた。
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