大井町(小田眞一町長)は2月14日、2024年度当初予算案を発表した。予算総額は107億2000万円で過去最高、一般会計の63億5000万円は23年度から4億円の増額で6・7%の増となった。
主な事業としては老朽化した施設の整備があるが、資材等の物価がここ数年で10〜15%高騰しているという。第1分団宿舎建設等の消防施設整備に7366万5千円、総合体育館の改修設計、音響設備の改修などに1707万8千円、生涯学習センターの外壁補修工事などに1959万8千円が計上されている。
給食費を半額補助
小田町長が移住・定住促進において重要施策として挙げている「教育・子育て環境の充実」については小中学校の学校給食費の半額補助(事業費3459万3千円)を盛り込んだ。小田町長は「将来的には全額補助を目指している」とする一方で物価・人件費高騰による財政の硬直化が進んでいる現状があり、まずは半額の補助から始め、段階的に補助率について検討していくことで継続的な支援を目指していく方針だという。町内在住で特別支援学校の小・中学部に通う子どもにも同様の給食費補助を行う。
また、高齢者の支援として現在週4日町内で運行している「おおいゆめバス」の運行日を1日増やすことを決定(事業費1807万9千円)。高齢者の免許返納による外出控えを減らそうという狙いがある。
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