山北町の伝統行事で県指定無形民俗文化財「世附の百万遍念仏」が2月17日と18日に同町の能安寺で開催された。新型コロナの影響で中止が続いており4年ぶりの復活となった。
先祖の霊を慰め、地域の安全祈願と雨乞いを目的とする念仏信仰。17日には地元住民を中心に60人超が訪れた。世附の数珠廻しでは、保存会の会員らが302個の数珠が連なる長さ9メートルの大数珠を縦に引きながら回転させた。床を叩く数珠の音が響く様子を息をのんで見つめていた町内の70代女性は「4年ぶりということで見に来た。やはり迫力がすごかった」と話した。
保存会の池谷一郎会長は「無事終わって安心した。来年以降も続けていきたい」と語った。
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