昨年の原発事故の影響で多大な被害を受けた足柄茶を復興させようと、松田町の斉藤茶舗(製茶・販売/齋藤永社長)と同町出身の演歌歌手・北川大介さんが協力。コラボ商品「だい茶(ちゃ)ん」を製作した。当面は北川さんのファンクラブ限定でコンサート会場などで販売し、足柄茶のおいしさと安全性のPRに一役買う。
茶摘み娘の恰好をした北川さんのイラストが描かれ、キャッチコピーに「足柄 故郷の味」の文字も見える「だい茶ん」。内容量は100gで、お茶の品質に合わせて千円と2千円の2種類がある。開発のきっかけは今春、足柄茶の窮状を聞いた北川さんが「兄貴」と慕う齋藤社長に「何かできることはないか」と電話をかけたことから始まった。齋藤社長は北川さんの所属事務所等と5カ月にわたる綿密な打ち合わせを重ねて名称やパッケージデザインを決定し、すでに1200袋を出荷。コンサート会場で8月から販売が始まり、ファンからの評判も上々という。9月30日に松田町民文化センターで開かれる北川さんのデビュー15周年コンサートでも販売する。
齋藤社長は「足柄茶は昨年の出荷制限以降、生産農家が”深刈り”を行うなど安全性の確保に努めてきた。今年5月に無事出荷が再開されたが、生産量が一昨年の約70%になるなど風評被害の影響は残っている。PRを通じて地元の名産品を守り、地域産業の活性化につながれば」と語る。
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