山北町立三保中 統合前「心に残る１年に」 新入生一人の入学式
杉本さんの誓いの言葉
次年度から町立中学校３校（山北、清水、三保）が統合され、統合中学校が新設される山北町。三保中学校（山口君儀校長、生徒数11人）では５日、新入生１人の最後の入学式が執り行われた。町教育長、議会議員、地元の各団体の長やＰＴＡ役員など約30人が出席し、在校生が花で飾りつけた会場に新１年生の杉本葵さん（12）が入場すると、大きな拍手で迎えられた。
山口校長は「小学校卒業時の決意を胸にして新たな１歩を踏み出した。学習をしっかりして自主、自立で大きく歩んで欲しい。人は誰かに支えられているということを忘れないで。心に残る素晴らしい１年にしていきましょう」と話した。杉本さんは「中学校に入学することを楽しみにしていた。わからないことは先輩や先生方にうかがいながら学び、学校や地域の行事にも積極的に参加していきたい」と誓った。
入学式終了後には、生徒全員で「三保中ラストワン 感動の１年に」と中に書かれたくす玉を割った。
13年度の中学校の新入生は、清水中学校はゼロ。山北中学校は80人だった。
在校生と一緒にくす玉を割った
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