名犬の墓話題に 南足柄市竹松大松寺
仔犬の石像も加わった多摩の墓
犬に戒名が付いているのは珍しい―と話題になっているのが、南足柄市竹松の大松寺（岩澤郁雄住職）の境内にある「老犬多摩の墓」。同寺では昨年墓地を整備するなかで、多摩の墓を一般参詣者にも分かりやすい場所に移設し敷石等も整えた。墓前には仔犬の多摩を想像して造った石像も新たに設置されている。
明治時代の足柄に実在した犬「多摩」。郷土史を研究する足柄史談会が一昨年に墓石を調べてその略歴を発表したことで、昭和初期の「忠犬ハチ公」をしのぐ名犬ぶりだったことがわかった。岩澤住職は「多摩の墓を移設して一年余り。多摩に関する記述の案内板も設置しました。愛犬家の方のお参りもあります」と話している。同寺【電話】０４６５・７４・００５０。
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