大井町立相和小学校(白川裕子校長)の4年生11人が1月23日、酒匂川の周辺を歩いて郷土の歴史について学んだ。案内役は、郷土史研究グループ「足柄の歴史再発見クラブ」の大脇良夫顧問が務めた。
これは4年生の社会科の授業、地域学習の一環。授業で「自分たちが飲んでいる水はどこから来ているのか?」を調べたことから酒匂川に着目した。川の氾濫などの歴史に興味をもった子どもたちから「見にいきたい」と要望があがり、学校側が酒匂川の歴史に詳しい大脇氏に出前授業を依頼したことで実現した。
当日、子どもたちは町所有のワゴン車に分乗して移動。ブルックス大井事業所から足柄平野や酒匂川を俯瞰しながら周辺地域の歴史について話を聞いた後、春日森土手や岩流瀬土手、福沢神社、酒匂川ふれあい館、九十間土手、三角土手などを元気よく歩きながら学習した。松田町では、川底を横断して大井町まで水を送っている『川音川サイホン』を訪れ、実物大の石碑を見学した。手製の資料を用意して子ども達を案内した大脇氏は「写真だけでなく、実際に体感したほうが記憶に残る。身近な酒匂川の歴史や昔の人の知恵を知ってもらえれば」と話している。
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