黒板にチョークでイラストやメッセージを描く「チョーク絵」の作品展が、8月3日まで瀬戸屋敷の土蔵で開催されている。同館の川澄暹館長(72)が描いた、ここ5年ほどの作品約50点が並ぶ。
川澄館長は元中学教師。山北中や南足柄中、文命中などに赴任し、退職後に瀬戸屋敷に勤めた。
チョーク絵を描くようになったのは20数年前。南足柄中の廊下に設置されていた黒板の隅に、ふと思いついてアサガオを描いた。しばらくして生徒がその絵をじっと眺めている光景を目にし「この方法で生徒達にメッセージを伝えられるのでは」と思いついたという。その日から定期的に黒板に絵と生徒へ向けた激励の言葉を書くようになり、他校に異動しても続けた。瀬戸屋敷に来てからも、小さな黒板に季節の花や橋などの情景を描いては、土蔵などに展示していた。
懐かしく、素朴
絵は独学。チョーク絵を続けるうちに上達した。作品には毎回、絵に合わせてひらめいた言葉を添えている。知人から送られた外国製の60色入りチョークが色彩の幅を広げた。最近は高価な黒板の代わりに、ベニヤ板を黒く塗ったものも使う。「木目がいい味を出すんです」。3年前から町が作品をポストカードにして販売し、売り上げを瀬戸屋敷の維持管理費に充てている。「今後も懐かしくも素朴な方法で、自分なりのメッセージを伝え続けたい」。
開館時間は午前10時〜午後5時。月曜日は休館。問合せは瀬戸屋敷【電話】0465・84・0050へ。
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