山北町向原の香集寺で18日、交通事故で亡くなった人の供養と交通安全祈願の法要が営まれた。足柄上地域の首長や、遺族ら約80人が参列した。
読経が響く中、昨年松田署管内の交通事故で亡くなった1人の名簿が、安全観音像菩薩の胎内に収められ、物故者は189人になった。
足柄路での交通事故ゼロを祈る祈願式は毎年行われているもの。主催する足柄地方安全運転管理者会の山本健一会長は「国道246号線は交通事故の発生が非常に多く、犠牲者を弔うためにこの法要が始まった。人の命の尊さをもう一度確認してほしい」と話す。
松田町で葬祭業を営む市兵衛の杉山邦夫会長は「山北町を見下ろせるこの場所で、大きい像を建てたかった。もう事故を起こさないでほしいという気持ちも込めて犠牲者の供養と一緒に安全運転祈願式も行っている」と話した。
杉山会長によると、この法要が始まったのは1989年から。当時香集寺に安全観音像菩薩はなく、安全運転管理者会や香集寺の前住職、市兵衛や地元の人たちの寄付金や協力を受け安全観音像菩薩を建造することができたという。
松田署管内での交通事故犠牲者は89年から97年までは10人を超えていたが、98年から昨年まで一桁と減少している。松田署は参列者に、安全運転を心がけるよう再度呼びかけた。
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