最終結果が記されたボードの前で笑顔を見せる辻さん
南足柄市在住の辻梨恵さん（21）が７月31日に行われた日本女子プロゴルフ協会主催のプロテストに合格した。２０１２年以来2度目の挑戦だった。
今年のプロテストには２７７人が参加。２０１３年にプロツアー出場経験のある辻さんは１次予選を免除され、２次予選から参加し、２次予選Ａ地区を３位で通過し、７月28日から４日間の日程で埼玉県の「こだまゴルフクラブ」で行われた最終予選に臨んだ。
初日６位、２日目10位、３日目４位と安定した試合運びを見せ、最終日を３アンダーの９位タイで終え、「念願」だったプロテスト合格を勝ち取った。
４日間のテストを終え、辻さんは「無事に終わってホッとしている。トップ合格を目指していたので悔しい気持ちはありますが、ショットの調子が良くない中、スコアをまとめられた。２年前に初めてプロテストを受けた時よりも成長できていることを実感できた。家族やファンの方が喜んでくれて嬉しい」と振り返った。
「スタート地点」
辻さんは２０１２年にプロツアー参加資格をかけアマチュアが参加する「クオリファイングトーナメント」を通過。２０１３年２月には新人選手の登竜門と言われている「グアム知事杯」で優勝も経験している。日本女子ゴルフ協会（ＬＰＧＡ）のツアーに１年間参戦したが、翌年のツアーシード権は得ることはできなかった。14年はツアー参戦をしていたため、プロテストを受けるのは２０１２年以来２回目。
来年３月から再びプロツアーに挑戦する辻さんは「プロテスト合格は通過点。やっとプロのスタート地点に立てたのでここから一流のプロを目指して邁進していきたい」と話す。
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