大井町山田のブルックス大井事業所が、県の未病戦略エリア拠点施設「未病いやしの里センター(仮称)」に決まった。今月3日、同社と大井町による概略提案が採択されたことを県が発表した。
神奈川県は、県西地域2市8町(総人約口35万人)の地域活性化策として、この地域を「未病の戦略的エリア」と位置付けている。「未病」をテーマに食や自然、温泉などをブランド化して国内外へ発信し国際市場でも通用する分野を構築する考え。未病とは健康と病気の間を行き来する心身の状態を指す漢方用語で、未病の改善を黒岩知事が提唱している。
情報発信や各種事業の展開などに取り組む拠点施設を公募し、設置場所やコンセプトなどの概略提案を求めていた。県によると、8月末までに応募のあった4件から、(株)ブルックスホールディングス(小川裕子代表取締役)と大井町(間宮恒行町長)の共同提案を採択した。審査方法など採択までの経過は「公表できない」としている。
ブルックス大井事業所の敷地面積は東京ドーム13個分の約61ヘクタール。旧第一生命ビルでもある本館は東名高速道路からも見える地域のランドマークとして広く認知されている。
今後はブルックスと大井町、県が2016年度中の基本計画策定をめざす。
同社では既存施設や敷地を活かし、健康診断センターのほか、景観を活かしたショッピングモール、アスレチック、合宿施設などを整備し、順次供用する方針。
小川裕子社長は「神奈川県、大井町とともに県西地域全体の皆さまのご協力を頂きながら、心と身体の健康作りの日本のメッカとなることを目指します。まずは施設の有効利用の検討から始めたい」としている。
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