福木を囲み読経する僧侶ら＝７日・東福院
大井町金子の東福院（山地智裕住職）で７日、正月の恒例行事「毘沙門天大祭」が執り行われた。
江戸時代からの伝統がある同祭。境内で福木と呼ばれる大木の根を焚き、その火にあたることで１年の無病息災を願うというもの。
日が暮れ、辺りが暗くなり始めた午後５時ごろ、檀家や近隣住民らが赤い提灯が灯された参道を登り境内に集まると、僧侶らが焚き火を囲んでお経を唱え無病息災を祈願した。住民らは各家から持ち寄った正月飾りなどを焚き火の中にくべ、立ち上る炎に手をかざしていた。
境内の毘沙門天堂では山地裕昭名誉住職を中心に大護摩が焚かれ、僧侶らの読経が境内に響き、荘厳な空気が流れていた。
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