開成町北部に広がる広大な水田地帯の農道で約30種5千株のあじさいが楽しめる「開成町あじさいまつり」が今日6月4日(土)に始まる。12日(日)までの9日間、「虹色の田園風景」が見物客を出迎える。
4日(土)午前10時の開園式でまつりが始まる。メイン会場のあじさい公園では飲食や地域の物産の販売があり、交流のある青森県藤崎町の物産販売もある。
メイン会場の舞台では連日、歌や踊りなどのプログラムがあり、4日午前11時半には大相撲力士の魁聖が登場。5日は県西地域の高校生が出演する。
近隣の瀬戸屋敷や古民家ガーデン紋蔵でも関連イベントがある。
特別な思い
29回目となる今年のあじさいまつりを特別な思いで迎える人達がいる。 1998年に発足し、あじさいの里づくりに尽力してきた「開成町あじさい研究会」のメンバーだ。
まつりまで3日と迫った1日、会長の渡辺玄明さん(80)と元役場職員の石塚利夫さん(67)がメイン会場(あじさい公園)東側の活動拠点「開成あじさい園」にいた。
今や一番の見所となり、撮影スポットとしても人気のアナベル通りは研究会の成果が実った場所でもある。日本の酸性土壌では青系のあじさいが多く咲き、北米産の白いアナベルはうまく根付かないことが多い。17年前にそのアナベルの群生に初めて挑戦し188株を植栽。今はその倍の長さになり見物客を楽しませている。
メンバー11人の高齢化で作業が負担になり12日の最終日で活動を終える。期間中は例年通り、鉢植えのあじさいを販売する。
まつりの問い合わせは開成町【電話】0465・84・0317へ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|