金太郎ゆかりの自治体が遠距離都市交流を再開―。南足柄市はこのほど、兵庫県川西市(大塩民生市長)と「災害時における相互応援協定」を結んだ。両市の交流再開は2010年10月以来7年ぶり。
昨年6月に全国市長会が発行した月刊機関誌「市政」に南足柄市の加藤市長の寄稿が掲載され、記事を読んだ川西市長が交流再開を呼びかけ、加藤市長が応じた。
7月に同市から本荘重弘副市長ら幹部が親書を携え南足柄市を訪問、8月の足柄金太郎まつりにも参加した。11月に南足柄市から石田和則副市長ら幹部が川西市を訪問。観光、防災などでの交流を協議した。
南足柄市と川西市は08年から2年ほど交流したが、ほどなく南足柄市で市長選があり関係が途絶えていた。当時1期目だった川西市の大塩市長が加藤市長の寄稿を読み交流を呼びかけた。
金太郎は相模国(現・南足柄市)で生まれ育ち、摂津国の源頼光に仕え坂田金時を名乗ったとされ、川内市内に墓がある。ともに「金太郎」を街づくりのシンボルにしている。
県外5例目
両市の交流は災害時の相互応援協定で再開される。
南足柄市が県外自治体と災害時相互協定を結ぶのは05年の静岡県富士宮市、茨城県守谷市、東京都羽村市、15年の岩手県遠野市に続く5例目で関西地方の自治体は初めて。4月9日と10日には加藤市長が同市を訪問し、9日に同市で開かれた「源氏まつり」では懐古行列に坂田金時役で参加し交流を深め、10日に協定を締結した。8月の「足柄金太郎まつり」には川西市の物産が並ぶという。
▽兵庫県川西市…人口15万5千人。尼崎市、伊丹市の北にある。
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