松田町は2日、国道246号線に面し、秦野市と隣接する寄の町有地を活用する事業者の公募を発表した。6月に受付を始め10月下旬に優先交渉権者を決定する方針で、2020年秋の供用開始をめざす。
この町有地は国道西側の1万2千平方メートルと東側の677平方メートル、1451平方メートルの計3カ所。土地の大半は2015年度に寄付を受け、16年度に地域での見学会や意見交換会を開催し、17年度に「松田町特定地域活用計画」に位置付けるなど公募に向けて準備を進めてきた。
町は【1】地域の魅力発信・賑わい創出の拠点【2】防災拠点・地域コミュニティのための拠点―を土地利用の基本的な考えとしている。こうした考えに基づく民間提案を募集して、事業の基本コンセプトや企画力、実現性、地域貢献度や収支計画などを総合的に審査し優先交渉権者を決め、今年11月に事業者と基本協定を締結し工事を進める。
新東名に隣接
この町有地は秦野市との市町境で国道246号線に面し、昭和50年代に宅地開発された湯の沢団地が付近にある。寄地区への入口でもあり、町が寄で進めるドッグランなどの地方創生事業との連携も重要視される。
秦野市側には2020年度に開通予定の新東名高速道路(秦野-御殿場間32Km)(仮称)秦野インターチェンジが設置され、1・7Km先にある秦野市八沢には厚木秦野道路(国道246号バイパス)の整備も計画されている。
町では「多くの民間事業者の皆さまから優れた企画提案を提出いただけることを期待しています」としている。
公募の問い合わせは町定住少子化担当室【電話】0465・84・5541へ。
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