任期満了に伴う大井町長選挙(12月4日告示・9日投開票)で、無所属での立候補を予定している町議の諸星光浩氏(57)が23日、本紙の取材に応じ、町長選に向けた政策を明らかにした=10月24日起稿。
前回2014年の町長選挙と同時に実施された町議の補欠選挙で初当選し、16年の通常選挙で再選した諸星氏は「町議としての4年間で、首長にしかできないことがあると実感した」と、出馬の理由を語った。
「地域力・住民力の向上」を政策の優先事項に据え「実現のためには地域課題の見える化が不可欠」とした。行政と町民が課題や対応、進ちょく状況を共有できる仕組みづくりの必要性を訴える。
幼保一元化や英語によるコミュニケーション能力向上、ひとり親家庭や共働き家庭に向けた子どもの居場所づくりなど、子育て環境の充実にも意欲を示す。小児医療費の高校生までの拡充や幼小中教室へのエアコン設置は現町政の取り組みを継続するという。
諸星氏は1960年、大井町金手生まれ。山北高校、国士舘大学工学部卒。現在はIT関連の会社を経営している。今後は「11月5日に辞職願を議長に提出する」とし、同日に議員辞職する考えを明らかにした。
町長選は、間宮恒行町長(70)の引退表明を受け、諸星氏のほかすでに出馬表明している前町議の小田真一氏(65)と、鈴木武夫町議(65)=7期の新人3氏の争いが軸となる。
辞職時期を巡っては鈴木氏が本紙の取材に「11月27日に辞職する」ことを明らかにしたため、町長選と同時に実施される町議補欠選は定数3となる公算が大きい。
補選には元職の神保京子氏(63)=上大井と新人の鈴木磯美氏(62)=柳が立候補の意志を示している。ほかに前回選挙で落選した元職や新人からは出馬の意思を示す人は出ていない=24日時点。
9月3日現在の大井町の選挙人名簿登録者数は1万4392人(男7165人・女7227人)。
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