開成町に医療や有料老人ホームなどの施設を構える社会福祉法人一燈会(本社二宮町・山室淳理事長)と西湘地域3市8町を拠点にするFリーグ・湘南ベルマーレフットサルクラブに所属するロドリゴ選手(ポジションALA・背番号10)が「魔法のランプ契約」をクラブとして初めて締結した。
現在、Fリーグ湘南の選手は、試合でのプレーや練習以外にもスポンサー企業や協力企業の支援を受け、日頃は就業をしながらFリーガーとして活動するというアマチュア選手だ。
クラブでは今後、完全プロ化を目指していく過程で選手個人のパーソナリティに価値を見出し、プレーに専念できる環境に導こうと選手の願いを叶える企業を童話に登場するアイテムになぞり「魔法のランプ契約」制度をこのほど設立した。同契約を結ぶのはクラブとして初となる。
「クラブの発展と共に地域全体を活性化させたい」と昨年、クラブスポンサーになった一燈会の山室理事長とクラブ間でこれまでに話し合いを重ね、双方の思いが一致。「最初にクラブの中心であり、代表的な選手」であるロドリゴ選手との契約に至った。
完全プロ化への先駆けに
8月24日には小田原アリーナでFリーグ公式戦バサジィ大分戦後に契約会見が行われた。ベルマーレは試合には敗れてしまったがこの日も積極的にシュートを放ち、幾度となくチャンスを演出したロドリゴ選手。
山室理事長は「選手たちに安心してフットサルをしてほしいという思いを強く抱いていた。そこからクラブが活性化し、優勝争いをしていくレベルにまで発展していくことで必ず地域は盛り上がっていくと思う。今回がその先駆けになれば」と大きな期待を寄せ、ロドリゴ選手も「私も契約をして頂くにあたり、一燈会さんに出向いて施設の見学をさせてもらったが大変素晴らしいものだった。今回、このように個人契約を結んでいただいたのもクラブへの信頼があってこそ。私は100%の練習をして、プレーで皆さんの期待に応えていきたい」と決意を新たにした。
また、山室理事長は「コートで活躍するベルマーレの選手たちには、今も子どもたちから憧れの眼差しが向けられている。今後、私たちのような企業を増やしていくことでFリーガーに夢を持ち、選手を目指す子どもたちを増やしていきたい」と理想を語った。
ロドリゴ選手には今後、一燈会から一定の報酬が支払われる。現段階で契約期間は定めておらず、長期に渡り、サポートを続けていく構えだ。クラブでは今回のケースをスタートにこの先、全選手を対象に企業への働きかけを行い、将来的に完全プロ化の実現を目指す。
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