南足柄市は今年10月から来年１月までの４カ月間、新型コロナの感染拡大に伴う経済支援措置の一環として、市営水道使用料金を一時的に減額する。財源は国が各市町村に交付する「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を充てる。
南足柄市営水道を利用する約１万７６００世帯が対象。現在はひと月10立方メートルまでの利用につき、基本料金として７７０円が請求されている。今回の措置で来年１月までは基本料金分を除く、超過料金分と下水道の使用料が支払いの対象になる。
期間中は納付書にも注意が必要だ。金融機関の振り込みなどを利用せず納付書で支払っている人は、検針時に各戸に書類が投函される。だが軽減期間中はシステムの都合、12月と２月に分け、郵送にて届けられる見通しとなっている。
市上下水道課の担当者は「詳細は市ホームページの情報や、10月以降に市発行の広報紙と一緒に配布されるチラシ等で確認してほしい」と話す。また「減額に関し、市から電話や訪問することはない。詐欺などに注意してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは市上下水道課【電話】０４６５・７３・８０２５へ。
同種の経済支援としては、開成町が今年５月から８月の４カ月間の上下水道の基本使用料をすでに全額減免している。
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