小田原高校の阿部宗孝第2代校長が、城内高校の初代校長を兼任していたことからも、統合する以前から関係が深かった2校。現在、小田原高校で英語を教えている甲斐大貴(ひろき)教諭は、城内高校最後の入学生。統合を経て小田原高校を卒業した高校58回生だ。
英語が好きだったことから、中学の先生に勧められて外国語教育に力を入れていた城内高校に進学。高校生向けのイングリッシュスピーチコンテストに3年連続出場するなど「機会を与えていただき、英語の楽しさを教えてもらった」と当時を振り返る。
母校に戻ってきて最初にうれしかったことは、城内高校時代からの筝曲部の恩師・稲葉千鶴子先生との再会だった。昨年1年間、コーチと顧問の立場でともに筝曲部を指導した。
コロナ禍で先が見通せない今、リーマンショック直後の自身の就職活動を思い出すという。「困難にも対応できる力など、国際社会で通用する総合的な力を身に付けてもらえるよう、人間的な教育をしっかりしたい」と常に心掛けている。「英語の面白さを伝え、考える力、人の気持ちが分かる力を育んでもらえたら」。卒業生だからこそ、教え子への期待もひとしおだ。
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