神奈川県が重点プロジェクトとして支援してきた「日常生活を支援するための人の手の動きを再現するロボットハンド」で、このほどカスタマイズ可能な汎用5指型ロボットハンド2種の販売が始まった。またロボットハンドの導入を検討している人に向けたポータルサイトも併せて開設された。
製品名は、「D-Hand 5PT」と「D-Hand 5ST」で、いずれも人間の手や指の微妙な構造を分析し、工学的に模倣した独自の構造を応用し、開発された。「D-Hand 5PT」は1個のモーターのみで手や指を連動させ、指や関節一つ一つの位置や動作を細かく制御せずに対象物になじませることで、つかむ、握るなどの動作が可能となっている。一方「D-Hand 5ST」は「D-Hand 5PT」と同じ機構を用いながら、各指と手のひらに計7個のモーターを取り入れることで、各指が独立した複雑な動きができる。販売はダブル技研株式会社（神奈川県座間市栗原920の7）。価格はカスタマイズの有無で異なるという。
ロボットハンドの受注だけではなく、目的・用途に応じたロボットハンドを導入するためのカスタマイズや相談などをワンストップで対応するサービスを提供するプラットフォームは、「Robot Hand Lab」。https://robothand-lab.jp/
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