冊子を手にする渡邊館長
松田町西平畑公園内にある自然館の渡邊建雄館長がこのほど、箱根山に生育する植物の写真をまとめた冊子「山道・小道の名花選」を作成し、同館で展示している。渡邊館長が10年ほど前から業務などで撮りためた６００枚以上の中から、各テーマに沿って自らが厳選した１３０枚ほどが掲載されている。
冊子は「箱根山編」と「箱根山続編」の２冊で構成されている。「箱根ならではの名花」や「箱根のスミレ」といったテーマが設けられ、サンショウバラやイワシャジン、オトメスミレなど多彩な植物が紹介されているのが特徴だ。
続編には、長野・岐阜両県にまたがる穂高岳など、40年ほど前から国内各地の高山で撮影したという植物や景色の写真も納められている。
渡邊館長は「箱根は固有種が多いほか、学名にもなるなど貴重な場所。冊子を通じ、箱根に興味をもってもらえれば」と話している。
自然館の開館時間は金〜日曜日の午前９時から午後４時まで。冊子に関する問い合わせは、【電話】０４６５・８２・７３４５へ。
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