山北町山北地区の念仏講が11月12日、同地区にある鶴野観音堂で百万遍念仏数珠廻しを行った。
同会のメンバーは15人ほど。月に一度、同観音堂で念仏を唱えて交流を深めていたが、新型コロナ感染拡大の影響で昨年から集会が自粛となり、最近は会員らで念仏を唱えることができなくなっていた。
そこで、同会はこの休会期間を利用し、長年の使用で痛んでいた数珠の修理を葬具店に依頼。このほど修理が完成したことを受け、そのお披露目を兼ね久しぶりの数珠廻しとなったもの。
この日は、お念仏札箱の前に一人、鉦の前に一人が座り、その他の参列者はこの二人を中心に数珠を輪にして取り囲むように座って念仏のスタート。そしてお念仏箱の繰札を一枚操る毎に念仏、鉦をうちながら「なむあみ だーあんぶつ」と唱え、参列者は、数珠を回し、これを繰り返した。
本来ならば、鉦が鳴り響く中で大きな声で唱えるものだが、この日は十分な換気をするとともに、全員がマスクをしながら。念仏を唱える参列者たちの声も控えめだった。代表の岡本美奈子さんは「これまでのように大きな声は出せず少し寂しいが、皆さんとの再会は喜ばしいです。コロナの収束を願ってやみません」と話した。
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