今年の1月に、新横浜に拠点を移した横浜F・マリノスが7日、大綱小学校で「サッカースペシャルキャラバン」を行った。ホームタウン活動の一環で、プロ選手の交流を介したスポーツ振興などが目的。2010年から日産スタジアムのある港北区内の小学校を対象に年1回行っている。
当日は、中村俊輔、飯倉大樹、田口潤人選手の3人が登場。参加した3年3組の36人は、第一線で活躍する憧れの選手たちを歓声で迎えた。児童らはまず2人1組になり、リフティングやパス回しを練習。3選手は児童らの輪に入りながらコツをレクチャーして回った。カラーコーンを狙ったシュートゲームでは、サッカーが得意な児童や教員、校長もチャレンジ。全員が外し、飯倉選手が最後に軽やかに当てる展開に、会場は大いに盛り上がった。
リフティングのポイントを3選手に教えてもらったという川添有槻(ゆづき)君(8歳)は、「今度からちょっと上手にできそう」と嬉しそうに話した。中村選手は「サッカーに興味のなかった子も楽しいと思ってくれたら。チームとしては勢いに乗っているので、いいゲームをしていきたい」と話した。
区役所も応援
新旧のファンを取り込むため、ユニフォーム付観戦チケットを販売するなどして盛り上げを図る同チーム。中区のマリノスタウンから港北区に本拠地が移転してからは、トップチーム選手が新横浜公園内の施設で練習を行うようになり、区内には応援ムードが漂っている。
港北区役所では、チームを職員一丸となって応援しようと6月から期間限定でマリノスユニフォームの着用を開始=写真。来庁者からは「親近感が湧きました」と好評だったようだ。
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