慶応義塾高校に通う小西桂(かつら)さん(15)が、11月7日(月)から中国で行われるスポーツクライミングの世界ユース選手権のリード、ボルダリング種目に日本代表として出場する。昨年、リード種目で初出場した際の結果は7位。今年は「優勝を狙う」と闘志を燃やしている。
2020年東京五輪の追加種目に決まったスポーツクライミングは、ホールドと呼ばれる突起物のある壁面を登る競技。小西さんは、制限時間内でどれだけ高く登れたかを競う「リード種目」と、複数のコースを制限時間内でいくつ登れたかを競う「ボルダリング種目」で出場する。
春先に行われた両種目の日本ユース選手権で優勝・準優勝した結果が評価され、2回目の挑戦権を得た。昨年は、小西さんがエントリーしているユースB部門(2001・02年生まれ)だけで約80人が参加しているが、「この競技は自分との勝負。臆せず優勝を狙いたい」と意気込みを見せた。
「走るのとか、運動全般は苦手。運動会でもみんなでやれる綱引きを選んだくらい」。そんな少年が、唯一得意だったのが「木登り」。それならば、と8歳の頃、父親がセンター北にある商業施設内にあるクライミング専用ジムに連れて行ったことがきっかけだった。現在は、川崎市のジムで週3回、放課後午後10時近くまでクライミングに打ち込んでいる。身長167cm、体重50kgと競技向きの体躯。「昨日まで登れなかった壁がクリアできたときが最高に嬉しい」と話す一方で、大会ではライバルのパフォーマンスに緊張してしまう精神面の課題も認識している。世界の頂点を獲る鍵は、当日初めて見る課題壁を前に、自分の中でいかに成功イメージを膨らませるか。
「ほとんど一発勝負に近い。東京五輪はまだ先の話だけど、まずは目の前の大会で普段の力を出し切りたい」とリベンジを誓った。
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