78年経っても"カワラ"ない 光明寺の鐘楼堂 屋根瓦を再使用
浄土真宗光明寺(菊川喬住職/二子)の境内にある鐘楼堂=写真=の屋根修繕を吉崎瓦工業所(吉崎隆男社長/二子)が昨年行った際、78年前から使われている屋根瓦の傷みがほとんどないことが分かり、洗浄した後、再び使用している。
鐘楼堂は昭和7年に先代の住職が建てたもので、梵鐘は同36年に作られた。吉崎さんによると、昨年9月に雨漏りの修繕の依頼を受け瓦を外したところ、垂木の各所は傷んでいたが瓦自体に傷みがなかったので、一枚一枚泥を落として再び屋根に戻したという。菊川住職は「この鐘楼堂は私と同い年なんです。地元の土を使って地元の瓦職人さんが焼いた貴重な瓦がきれいになってよかった」と話している。
昨年12月に修繕を終えた鐘楼堂は、大晦日に除夜の鐘をつく人々で賑わったという。
|
|
|
|
|
|
4月26日