変貌のそばに自然と歴史
再開発が進み変貌を遂げる二子玉川駅周辺だが、近くには多摩川を始めとした自然も多く、歴史の面影も残っている。
兵庫島公園
多摩川沿いの新二子橋下に広がる兵庫島公園は、自然を満喫できる憩いの場として親しまれている。
公園中央には、形がひょうたんに似ていることから通称「ひょうたん池」と呼ばれる人造池・兵庫池や開放的な芝生の広場がある。水遊びや散策が楽しめ、多摩川の水辺の環境と歴史を活かした憩いの場となっている。広い芝生では人々が思い思いにくつろぎ、休日には弁当を広げる家族連れや水辺で遊ぶ子どもたちの姿が多く見られる。
砧線跡歩道
国道246号線の下付近から鎌田方面へと続き、現在は緑道になっているこの歩道は、1907年に開通した新玉川線(現在の田園都市線)の前身である玉川電気鉄道の砧支線跡地。砧線は1924年、瀬田河原一帯から採れる砂利を関東大震災からの復興が進む東京市内へ運ぶために作られ、当時の東京市民が、まだ郊外であった多摩川辺りに繰り出す足としても使われていたという。
砧線は1969年に廃止となり、渋谷と当時二子玉川駅東口近くにあった遊園地・二子玉川園(1985年閉園)を結び地上を走りぬけるチンチン電車から地下鉄になり、新玉川線へ移行。2000年に田園都市線になった。
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4月26日