緑ヶ丘霊園墓参バス 市民の声汲み最終試運行 今秋本格実施へ
川崎市は3月17日(木)と18日(金)の2日間、川崎市緑ヶ丘霊園内を循環する墓参巡回バスの最終的な試験運行を実施する。昨年9月に行われた1回目の試験運行で利用者から寄せられた「運行本数の増便やバス停の増設」などの要望を取り入れた。今回の結果に改善や変更を加え、今秋の本格実施を目指すという。
同霊園は区内下作延と上作延に広がる約59ヘクタールの公営墓園・緑地公園。現在の区画は約25000ヵ所あり、JR南武線津田山駅と久地駅が最寄り駅となる。園内は広く高低差もあるため、高齢の墓参者から市建設緑政局緑政部霊園事務所に墓参巡回バスの要望が寄せられていた。
1回目の試験運行は昨年9月、彼岸時期でも霊園内の交通量が比較的少ない平日に実施。2日間で約1500人の利用があり、アンケートでは「運行本数とバス停を増やして欲しい」という要望が多かった。これを受け、今回の試験運行では30分に1便程度から20分に1便程度にし、バス停も5ヵ所から7ヵ所に増設する。
また、前回は27人乗りの中型バス2台を使って巡回したが、運行ルート沿いにある桜の枝が車両に当たることや、管理事務所前から噴水広場前の区間に歩行者通路を設けた際、バス同士のすれ違いが困難だったことから22人乗りのマイクロバスに変更して検証する。
運行時間は両日とも9時から17時まで。津田山駅に近い霊園事務所前と久地駅に近い北口参道前の全長1・3Km区間を2台で折り返し運転する。運賃は無料で、本格実施後も無料の予定だという。
同霊園事務所では「今回の試験運行の結果を検証し、今年9月の彼岸時期からの本格実施を予定しています。但し、ピーク時の土日は1日2千台近くの車で運行ルートが混雑するので、運行は春、秋の彼岸時期の平日のみになります」と話している。
問い合わせは川崎市建設緑政局緑政部霊園事務所(【電話】044・811・0013)へ。
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4月26日