高津区県議選 2議席に3人が名乗り 現職1、元職1、新人1 4月10日(日)投開票
4月1日に告示される統一地方選挙・神奈川県議会議員選挙で、定数2の高津区選挙区からは3月15日現在(本紙調べ)、現職1人、元職1人、新人1人の計3人が出馬を表明している。投票日は4月10日(日)で、即日開票される。
県議選への立候補を予定しているのは、現職で自民党の小川久仁子氏(58歳)と元職で民主党の佐藤洋子氏(59歳)、新人でみんなの党の斉藤尊巳氏(34歳)の3人。
2007年に行われた前回県議選に無所属で出馬、2万8518票を獲得しトップ当選した小川久仁子氏は3期の実績を基に雇用創出や医療・介護・福祉の充実を掲げる。不登校やひきこもりなどの教育問題にも取り組んできた。地域の課題は地域で解決しようと、身近な声を活かす政治を目指し4期目に挑む。
過去に宮前区選出で市議・県議を務めた経験があり、現在はNPO法人副理事長の佐藤洋子氏は、福祉・子育てを前面に掲げ、保育園づくりの推進や在宅介護を支えるための介護保険制度の分権化・規制緩和などを訴える。議員数の削減、また報酬を見直すことなどによる議会改革も進めていく、としている。
早稲田大学大学院生、地元ボランティア団体スタッフとして地域活動にも携わってきた新人の斉藤尊巳氏。議員定数・報酬、地方公務員の人件費削減等を基に、税金の無駄遣い排除や行政への積極的な住民参加を軸にした税配分の見直しを行い、住民が納得できる行財政運営をすすめる必要性を訴える。
区内の有権者数は17万3191人
3月2日現在の高津区の有権者数は男性8万7991人、女性8万5200人の計17万3191人で前回選挙と比べ1万1449人増。近年のマンション増加や都心へのアクセスの良さなどから若年層、子育て世代の転入増加が著しい地域でもあり、いわゆる浮動票の行方にも注目が集まっている。
前回選挙では市内最低の投票率を記録
前回選挙の高津区内の有権者数は男性8万2731人、女性7万9011人の計16万1742人。投票率は46・01%(男性44・50%/女性47・60%)で市内7区中最低(多摩区は無投票)を記録した。前回の川崎市全体の投票率は48・57%(男性46・82%/女性50・44%)。有権者数は89万9682人だった。
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4月26日