区民会議提案課題 地域防災関連が半数 既存施設活かした交流も
地域が抱える課題解決に向け、区民と行政が協働で取り組む高津区区民会議の4期目がスタートし、第1回会議が23日、高津区役所で開かれた。各委員が提案した今期の取り組み課題は地域防災関連が半数を占めたほか、学校や公園などの既存施設を利用したコミュニティ作りへの意見もあった。
第1回会議には委員や県議、行政関係者、傍聴人ら約50人が出席。委員には、地区別から10人、分野別から10人合計20人が選任され、秋岡正充高津区長から委嘱状が手渡された。その後、委員長に佐藤委員が再任され、副委員長に金俊一郎委員と吉田豊委員、書記に大内久美子委員が選ばれた。秋岡区長は「これまでの取り組みを土台に様々な課題解決に向けて進んで欲しい」と話した。就任の挨拶に立った佐藤委員長は「前期同様、区の課題解決に向けしっかり取り組んでいきたい。経験のある皆様のお力添えをいただき、住みよい街にしていきたい」と豊富を語った。
会議では各課題に対する解決フローや会議の進め方の確認に次いで、各委員が提案する区の課題に関して意見を出し合った。内容別では昨年の東日本大震災の発生を受け、地域防災に関する提案が約半数。災害時の家庭、町会、学校の役割や、高齢者、障害者、子ども達の保護、飲料水の確保対策など具体的な提案が相次いだ。地域のつながりを意識した意見も目立ち、学校や公園を活用したコミュニティ活性、町会加入促進などの提案もあった。
課題テーマや担当委員の決定は、8月14日に開かれる課題検討会で具体的に話し合われる。佐藤委員長は「お互いの意見を検討しながら、全員が参加できる形にしたい」と話した。
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5月3日