溝口神社 鎮守の杜事業が始動 改名140年記念の取り組み
溝口神社(鈴木敬一宮司)は現在、神社の改名140年と伊勢神宮の「第62回神宮式年遷宮」の記念事業として、参道の植樹など「鎮守の杜育成」に取り組んでいる。
溝口神社は、江戸時代まで、神仏習合の神社として溝口村の「鎮守・赤城大明神」として親しまれ、社名は「赤城社」とされていた。明治維新後、新政府の宗教政策「神仏分離」により溝口神社と改称し、今年で140年となる。
同神社では、7年前の屋根の葺(ふ)き替(か)えを機に「鎮守の杜育成事業」を計画。伊勢神宮の式年遷宮も行われることから今年、植樹を行うことを決めた。
今年6月、参道に常緑樹およそ30本の植樹を行った。鈴木宮司は「鎮守の杜というように、神社には木がつきもの。ヒートアイランドや地球温暖化に対して、緑化がもたらす効果は大きな意義があるはず。100年先、1000年先を見据えた事業として取り組んでいく。また、地域の皆様の憩いの場として親しまれる神社にしていきたい」と語る。
参道整備の次に本殿裏手など境内整備を計画しているという。同神社では、鎮守の杜事業の実施に伴い、ご奉賛の協力を呼びかけている(1口1000円)。問い合せは同神社【電話】044・822・3776。
【溝口神社】御祭神は天照皇大神 日本武尊。創立年代は不明。神社に保存されている棟札には「1709年(宝永5年)武州橘樹郡稲毛領溝口村鎮守、赤城大明神の御造営を僧・修禅院日清が修行した」と記されている。溝口村(片町・上宿・中宿・下宿・六軒町・六番組)の総鎮守として祀るため、新たに伊勢神宮から御分霊を奉迎。1873年に溝口神社に改称した。
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4月26日