第65回川崎市子ども会連盟羽根つき大会が2月12日、とどろきアリーナで開催され、高津区代表として出場した北見歩実さん(千年町会・橘小4年)が小学生個人(3、4年)の部で優勝、平野清子さん(千年町会)が母の部で準優勝を果たした。
この大会は、各区の予選を勝ち抜いた代表選手が8部門別に川崎市の頂点を目指す。北見歩実さんは一昨年に続き、2度目の優勝。「優勝は狙っていなかったので嬉しい。始めは緊張していたけれど、段々スマッシュが決まるようになった」と笑顔を見せる。
4連覇に向けて挑んだ平野さんは惜しくも準優勝。「目標だった3連覇を昨年達成し、すごくプレッシャーを感じてしまった。高津区を盛り上げようと思って出場したので、目標は達成できたかな」と振り返った。
秘訣はバドミントン
千年町会は平野さんの5度の優勝を始め、歩実さんや姉の夏美さん(16)も中学生の部で昨年優勝するなど、市子連羽根つき大会の強豪町会となっている。強さの大きな要因は、同町会子ども会の女子バドミントン部だ。同部は週1回、橘小の体育館で練習を実施し、保護者が持ち回りで指導にあたる。毎秋行われる橘地区の町会対抗バドミントン大会を終えると、ラケットを羽子板に持ち替えて大会に向けて練習を重ねる。今大会前は、OBも参加し2カ月ほど特訓を重ね、平野さんは「団結力が年々高まっている」と話す。
同町会スポーツ推進委員の福村明さん(68)によると部が発足したのは30年ほど前。「当時は女子向けにバレーボール部やソフトボール部もあったけど、なかなか人が集まりにくくて。バドミントンが人気だったのと指導できる人がいたから作った」と経緯を語る。
北見姉妹は同部を機にバドミントンを始め、母・紀子さんも娘の入部からバドミントンを始めた。今大会は団体戦メンバーとして出場している。平野さんも、娘が同部に所属していた縁で羽根つき大会に出場している。
「近くに練習拠点があることも盛んな理由かな。楽しむことを一番に、スポーツを通じて地域で交流できれば」と福村さんは話す。
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