創立100年を超える市立高津小学校の第39期6年3組のクラス会がこのほど行われ、生徒が77歳の喜寿、担任の先生が88歳の米寿を迎えるなど、互いに感慨深い会となった。
クラス会は24年前に初めて開かれ、その後が続かなかった。それを残念に思っていた一人が8年前に名簿を作り、担任だった粕谷昭子さん=写真前列中央=にも声を掛けて再開した。粕谷さんにとってこのクラスは教師になって初めての担任だったため、思い入れもひときわ強く、生徒の名前はもちろん、一人ひとりの特徴も鮮明に覚えているという。4年ほど前から参加している岩瀬満佐子さんはその記憶力に驚いた一人。「当時の自分は影が薄くて先生は覚えていないと思っていたが、性格や家族のことまで覚えてもらっていて涙した」という。以降、岩瀬さんは毎年クラス会の日を楽しみにしている。
今年は米寿を迎えた粕谷さん、そして喜寿を迎えた元生徒8人が参加。高津を離れた人も多く、遠くは茨城県から泊まりで来ている人もいる。互いの近況や当時の思い出を語り合った時間を振り返り、メンバーの一人、星野紫虹さんは「来年も先生も私たちも元気で集まれるように。あと、他の卒業生たちにもクラス会を開く気運が広まれば」と話していた。
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