市のご当地アイドル「川崎純情小町☆」。今、その姿を写したプリントクッキーがファンの間で人気だ。
考案したのは区内の焼菓子店「うさぎとみかん」=明津188=の伊藤正幸さん。今年の5月に溝口のイトーヨーカドーで行われた地元名産品の販売会で初めて売り出した。
きっかけはイトーヨーカドーのイベント企画の担当者から何か面白いことができないかと依頼されたこと。販売会には同アイドルが招かれていた。伊藤さんは開店当初から作っているプリントクッキーで純情小町のメンバーを写すことを提案。同アイドルの事務所も二つ返事で了承し、「川崎純情小町☆クッキー」は実現した。
クッキーはメンバー5人それぞれと全体写真の6枚入り1セットで2000円だったが、イベントでは販売と同時に売り切れるほどの人気商品に。鮮明度の高いクッキーを前に、購入したファンからは「賞味期限はいつまでですか」と聞かれたり、「誰から食べよう」といった悩みの声が出たりした。一方でクッキーを見た純情小町のメンバーも「えっ、ウソー!」と叫び声を上げて喜んだという。
伊藤さんは「これを機にファンがときどきお店に来るようになった。嬉しいですね」と話す。熱心なファンからは「ほかのイベントでも販売してほしい」といった要望も出ているという。
純情小町クッキーは同店で販売中。税込み750円から。問い合わせは「うさぎとみかん」【電話】044・577・6239へ(午前11時から午後6時30分、木曜定休)。
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