高津区がこのほど、日本女子大学の学生と協力して町内会・自治会の活動を紹介する冊子「高津区を支える人たち。」を発行した。区では「女学生たちが半年間かけて町内会・自治会の方々を取材し、魅力を伝えています。学生ならではの視点を楽しんでいただきながら、地域の皆さんの活動により関心を持つきっかけになれば」と話している。
冊子「高津区を支える人たち。高津区町内会・自治会ずかん」はA5版フルカラーの34ページ。自治会長や子ども会、民生委員など地域で活動する17団体を大きな写真とインタビュー形式で紹介している。
これは、区の地域コミュニティ施策推進事業の一環で行われたもので、区と一緒に製作に携わったのは日本女子大学薬袋(みない)研究室の学生6人。同研究室ではこれまでも区と一緒に同事業に携わり、地域の古地名や地形を学ぶリーフレット作りやイベントを実施してきた。
今回の冊子では、地域の町内会・自治会がどのような活動をしているのかを知ってもらうために実際に地域で活動する17人を約半年かけて取材。子ども会の水野伊佐夫さんの紹介では、「義理と人情-近所のおやじ」とのタイトルに「一見コワモテだけど、子どもたちへの愛情たっぷりであたたかい」という書き出しなど、学生が感じた印象を交えて伝えている。学生のひとり、鈴木美咲さんは「沢山の方に取材させてもらえて気づきや出会いを得られました。メンバーと試行錯誤したものが成果物として形にできてよかったです」と笑顔で語る。
発行は1万5千部。区役所1階で無料配布され、今後は橘出張所や市民館、図書館など区内公共施設でも配布される。区では「ぜひ多くの方にご覧いただき、改めて高津区の人々の魅力を知っていただけたら」を話している。
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